明日の予報で「雪が降り、降水量が1mmと言われたら、
どの程度の降雪を想像すべきでしょうか?
この疑問について、24時間の積雪予測を行いました。
1mmの降水量が雪である場合の意味
降水量が1mmの雪は、傘を使用することを推奨されるレベルです。
雨の場合、1mmの降水量では傘を使わなくても問題ありませんが、雪では状況が異なります。
降水量1mmは、実際には1mm以上1.9mm未満の雨が含まれており、
小数点以下は観測では考慮されません。
降水量の測定は、1平方メートルのトレーを使用して、
1時間に集まる水の量で計算されます。
具体的には1時間に降る雨が1リットルの水を生成すると、
1mmの雨が降ったとされます。
しかし、雪の計測は異なり、溶けた後の水量で測定されます。
そのため、降水量1mmの時の雪の実際の量は一概には言えません。
専門用語として、この比率を雪水比(ゆきみずひ)と呼びます。
雪水比とは何か?
これは、雪と雨の降水量の比率を指します。
雪水比は気温によって異なり、
暖かいときに降る湿った雪と寒いときに降る粉雪とで変わります。
低温であれば少ない降水量でも、雪の量が増えて重たい雪になります。
1mmの降水量での積雪量
理論上、雪で1mmの降水量は約1cmの積雪となります。
しかし、実際にはさまざまな条件により少なくなることがあります。
雪の質は雪水比によっても変わりますし、
風や気温によっても積雪量は異なります。
積雪量は気温が高いと溶けてしまい、
低温で風がない場合は1cm程度積もることが期待できます。
地域によっては降水量1mmで1cm以上の雪が積もることもあります。
特に寒い地域では、積雪量が異なりますので、運転時は路面の状態に注意が必要です。
雪の日の降水量1mmの影響